2004.06.21 月

●朝

 まだ少し時差ぼけがあるようで、朝早く目が覚めました。そういえば、ベルが部屋に案内してくれるときに、朝の7時から10時まで下のレストランで朝食が食べられるよっていっていたので、行ってみることに。もし部屋に含まれてなければ払えばいいので。レストランの前にいるスタッフに部屋番号を聞かれたので告げると、どうぞ〜っていわれました。どうやら部屋代に含まれているようです。なんせ通常の倍以上の値段ですから(T_T)
 朝食の内容はヨーロッパとは思えない充実ぶりで、きゅうり、ハム2種類、果物各種、パン、ペストリー、シリアル、スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージなどなど盛りだくさんでした。ドリンクもコーヒー、ココア、ミルク、ジュース、紅茶はティーパックですが、10種類ほどありました。
 また、今晩はイングランド代表の試合があるので、宿泊客もイングランド人が多かったです。でも、そんな中で日本人の宿泊比率も高く、まるで日本も出場しているようでした(笑)

●散策

 ホテルを出て、バイシャを目指して、てくてく歩きます。途中の次の駅、レスタウラドレスあたりのところから、イングランドサポーターが多くなってきました。なぜかみんな上半身裸(-_-; 暑苦しいので、シャツを着てくれ〜。昼からビールを浴びるように飲み、エンジン全開のようです(笑)
 その先のCMでも使われている広場へ行くと、もうイングランド人に占拠されていて、近づくこともままならないような状況になっています。すごすぎ!テレビカメラもいるので、みんな大はしゃぎです。

 そんなイングランド人を横目に、バイシャを散策。見所のエレベーターも下から見上げてみました(笑)けっこう坂が多く、ちょっと向こうまでと思っても、いけないことも多いので、エレベーターとかケーブルカーなどがあちこちにあります。遠くに河が見えたけど、そこまで行く元気はないな。

 そういえば、日本語で「もううんざりだ、ベッカム」と書いてあるTシャツを着ているイングランド人のお兄ちゃんがいたので、それをみて笑っていたら、こちらをみて、「にやり!」。彼はちゃんと書かれている意味を知っているようでした。

●昼食 Cervejaria Concha D'ouro

 おなかがすいたので、どこかのレストランに入りたいのですが、とにかくどこもイングランド人が食事をしていて、入れない。なんとか、入れそうなところをみつけて、席に案内してもらいました。でも、店の中でもイングランドコールをずっとしていて、うるさい!食事くらいゆっくりさせてくれ〜。
 ここはポルトガル料理のお店だったので、スープとリゾットを頼みました。どちらもとてもおいしくて、なかなかよかったです。しかし、会計に付け出しのパンやバターの1つまで料金が入っているのにびっくり。しかも、けっこういい値段。ハムなんて8ユーロもしていて、メイン料理より高いじゃん!まあ、チップを要求されていると思えば同じか。それにしても、ポルトガル語で書いてあるので、なにがなんだかわからんぞ〜。

●買い物

 食事の後は、masaoが行きたいといっていた、スポーツゾーンというスポーツグッズのお店へ行ってみました。バイシャの通りからすぐに発見できました。ユーロの公式グッズのほかにユニやTシャツなどがたくさん売っています。でも、ブランドものは結構高い(ほかの国と同じ)です。でも、ノンブランドになるとやたら安い。ロンドンのリリーホワイトといい勝負かもしれません。
 その後はこのショップが入っているショッピングセンター内をうろうろしてみましたが、時間がないので、バイシャから地下鉄でホテルに戻ることにしました。

 今日こそ、地下鉄乗り放題チケットを買うぞ!と意気込んで、窓口に並んだものの、チケットが欲しいというと、なにやらカードを指される。なんか違う?と思って、いったん列を離れ、券売機のそばにいた案内のおじさんに聞いてみると、ガイドに載っていなかった5日間の乗り放題チケットもあるという。で、やっぱり券売機では買えなくて、窓口でカード式のチケットを買う必要があるようです。ただ、このカードが使えなくなったら、券売機でさらにチャージができるようになっているみたいです。それがわからず、私たちもイングランド人も右往左往。「使えないぞ〜」と列に割り込みしてくる兄ちゃんは、さらにチャージをしようとしたようで、そのまま改札を通れ!といわれていた。やっぱり、同じように勘違いするよねえ。マルチディチケットは、券売機にカード入れろって書いてあるんだもの。 
 それにしても、このカードのチケット、紙でかなりちゃちい感じ。でも、Suicaみたいにちゃんと反応して、ゲートが開きます。

 さて、地下鉄に乗るためにホームに行ったのはいいですが、またもやイングランド人がものすごい大勢でコールをしていて、めちゃくちゃうるさい。耳が痛くなってきました。電車の中でもやるのは勘弁して〜。

●ホテル

 いったんホテルへ戻り、スタジアムへ行く用意をしながら、テレビを見ていました。とにかく街の中はイングランド人であふれているという映像ばかりで、もうあちこち大変そう。そういえば、来る前に日本で読んだコラムに、スタジアムに向かう地下鉄の中で裸のイングランド人サポーターに囲まれて、大変な目に遭ったというのがありました。まさにそれが現実になりそう。。。

●サッカー観戦へ B組 クロアチア vs イングランド

 本日のスタジアムは、赤い色のスタジアムのルスです。最寄りの駅、アヴェニーダから1本で行けます。
 しかし、最寄りの駅からスタジアム行きの電車に乗りたいのだけど、案の定イングランド人のサポーターが満載でなかなかみんな乗ることができず、ホームで待つしかない状態になっていました。でも、東京の満員電車に比べれば全然余裕がある(笑)ので、私たちは乗り込みました。すると、やはり紳士的なイングランド人は、私が奥のすいている方へいけるように通してくれました。さすがですね〜。助かりました。
 イングランド人はスタジアムへ着くまで、いろいろなコールを続けて、かなり盛り上がっていました。途中、ドイツ人のおじさんが乗っているのを見つけると、イングランドがドイツに大勝したときに歌っていた歌を歌い始め、すでに試合に勝ったかのような雰囲気。これが現地観戦の醍醐味ですね〜。

 スタジアムにはいると、クロアチアのサポーターもけっこういるのですが、圧倒的にイングランド人ばかり。席について、デジカメでパシャパシャ撮っていると、隣に座ったイングランド人が「それはデジカメなの?すっごく小さいね〜。すごい〜」と感心しているので、その人たちを撮って見せてあげたりして、周りの席の人ともうち解け、いい感じ。サッカーという共通点があるだけで、世界中の人と盛りあがれるのって、ほんと楽しいです。
 試合はもちろんイングランドの勝利。しかし、勝ったので、スタジアムでの興奮度もよりアップし、そのままの状態でみんな広場へいって、さらに夜中まで騒ぎ続けたようです。いや〜、あのパワーはすごいです。
 そういえば、クロアチアが得点したときに、ものすごく発煙筒がたかれていました。なんであっさり持ち込めるんだ。

●夕食 Cervejaria Ribadouro

 ホテルの最寄りの駅まで戻ってきて、アヴェニーダ駅のそばにあったレストラン、Cervejaria Ribadouroへ入ってみました。ここもポルトガル料理のお店で、ロブスターが水槽にたくさんいたりして、おいしそう。
 メニューを見て、なにを食べるか考えていると、隣のテーブルに卵と野菜を炒めたようなものが出てきました。すごくおいしそうなので、注文するときに、「あれは何?」と聞いてみると、それこそポルトガル名物のバカリャウでした。それを欲しいというと、うんうんとうなずき、「とってもおいしいよ。おすすめ!」とスタッフはうれしそうでした。そのほか、海老のガーリック風味と海老のスペインスタイルを頼みました。ごはんもついてくるので、日本で食事をしている感じです。おすすめのバカリャウは、卵と野菜とたらを炒めたもので、とてもさっぱりしていてとってもおいしい!ポルトガルって日本人の口に合う料理が食べられるというけど、ほんとです。毎日食べても飽きない感じです。

 満腹になり、満足な気分でホテルに戻り、疲れたので、そのまま寝てしまいました。


●今日の食事

ホテルの朝食
ポルトガル料理 えびのスープ、Arroz Gambasえびとサーモンのリゾット
ポルトガル料理 Cervejaria Ribadouro
Bacalhau a Brazバカリャウ・ア・ブラース(卵とたらの炒め)、えびのガーリック風味、えびのスペインスタイル

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